京都/西陣織の工房“大光”謹製のひと品、歌川広重“猫之図”を織り込んだ全通/袋帯…弊社お仕立て上がり品でございます。



大光は、昭和38年に“今江染色”として創業後、織物へと活躍の場を広げた比較的新しい西陣織の工房。伝統や格式にとらわれず、今の時代に合った“柔軟な姿勢とチャレンジ精神”で自由な発想のものつくりを志しています。



柔らかな艶を放つグレーの帯地に織り出された歌川広重“猫之図”、愛らしい猫たちが繰り広げる日常の仕草はお洒落帯の魅力そのもの、それは伝統西陣織が照らし出す“歴史を辿る帯の華道”、素敵です。



新品未使用・艶と照りともに申し分のない一本、弊社にて帯反より仕立てたお品でございます。



全通は、帯全体に模様があり“通し模様”や“総柄”とも呼ばれています。見えない部分にまで柄付けされているのでその分厚みがあり、一番格が高い帯の柄付けとなります。



歌川広重は、江戸時代を代表する浮世絵師のひとり。風景を描いた木版画で大人気の画家となり、後に“ゴッホやモネ”などの西洋画家にも影響を与えたことはよく知られています。24匹の猫たちを描いた収録図のひとつ「猫之図」は、猫好きの広重が日がな観察した猫の姿を伸び伸びと描いています。



“いつの世も心を繋ぐ西陣の技…歴史を辿る帯の華道”、シーンを選ばず幅広くお締めいただけるエレガントなひと品、美しい大人の装いに合わせて、その高級感とともに受け継がれていく奥深い西陣の伝統をお感じいただけることでしょう。





採寸表

巾　 ： 30.5cm

長さ ： 479cm

素材 ： 絹70%　綿30%



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