スペンサー・デイヴィス・グループはイギリス出身、1965〜1967年を中心に活躍したロック・バンドです。スペンサー・デイヴィスがリーダーでヴォーカルとギター担当でしたが、もう1人のヴォーカルとオルガンを演奏した10代後半のスティーヴ・ウィンウッドがメキメキと力をつけ、その黒っぽい歌声はメディアの絶賛を浴びました。1966年、「GIMME SOME LOVIN'(邦題)愛しておくれ」は日本でもヒット曲になり彼らの代表作です。その後、「KEEP ON RUNNING」などのヒットが続きましたが、1967年、ウィンウッド兄弟が脱退したことでバンドは行き詰まりました。その後もスティーヴ・ウィンウッドはその独自の黒人顔負けの歌声を活かして、ブラインド・フェイスやトラフィックを結成、大いに活躍しました。本盤は「CLASSIC THE SPENCER DAVIS GROUP」の表題で18曲入りベスト盤、メイドインEUです。オーティス・レディングの「ドッグ・オブ・ザ・ベイ」は1967年12月7日の録音ですが、彼はその3日後に飛行機事故により亡くなりました。生前、彼が"この曲は初のビッグ・ヒットになる"と言っていた言葉が現実となり、1968年3月16日、全米チャートNO.1になりました。オーティス・レディングはこの1曲をもって、ロック史にその名を刻むことになりました。ローリング・ストーン誌「オールタイム・グレイティスト・ソング500」の2010年版では26位に選出されています。また、BMI調べで、「20thにアメリカのTV・ラジオで最もオンエアされた100曲」で第6位にも選出されました。日本盤、日本語解説書、英文歌詞付きです。2枚のCDともに未使用品に近く美盤です。