Ripple Pinking Shears

素材：アルミ

全長：26cm

※中古品特有の傷や使用感はございますが、光沢もあり、状態はとてもよいです。刃も綺麗で実用品としてもご使用いただけます。



【内容説明】



昭和23年（1948年）に特許出願され、海外向けにも製造されていたアルミインゴットタイプのTokyo Seikyo Co.,Ltd.製ジグザグばさみです。



このハサミは、戦後、世の中が落ちつき、女性が自分の時間を持つようになったことにより、実用と楽しみを兼ねた手芸に時間をふりむけるようになった「手芸ブーム」で高まった需要に先駆けた商品でした。



最大の特徴は、バネ入りワッシャーのバネ巻の反動によって軽く開閉する軸の機構とフィット感の高いハンドル形状です。

全長26㎝と大きいですが、ステンレスの刃以外はアルミ製なので見た目よりもかなり軽量に設計されています。



この26ｃｍモデルのデザインについては、1930年代にニューヨークのファッション業界で使用されていたPINKING SHEARS CORP NYC社のニューヨークシザーズMODEL-Aのデザインを継承するような工業的なデザインとなっています。

使い勝手を追求した機能性と工業的な無骨さを兼ね備えながらも余計なディテールを排除したシンプルなデザインで、ピンキングばさみの中では最も優れたデザインと言っても過言ではないでしょう。



ちなみにRippleは日本語で「さざ波」を意味します。ピンキングのジグザグをイメージしてのネーミングだったのでしょう。雲から頭をのぞかせるジグザグ型の頭頂をした富士山のロゴデザインも秀逸で、日本プライドを感じさせるデザインです。



※写真後半の書類は、実用新案の内容です。



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