「現場で使える教育社会学 : 教職のための「教育格差」入門」
中村 高康 / 松岡 亮二
定価: ￥ 3,080

社会では頻繁に語られるのに、教職課程ではなぜか十分には教えられていない〈教育格差〉。この現状を憂えた教育社会学者が集結し、学校現場の教師や教員を目指す学生、大学教職課程の担当者などからの膨大なフィードバックをもとに、〈教育格差〉と現代教育の諸側面との関わりを解説した、現場のための教育社会学テキスト。
【目次の詳細↓】

はじめに


第I部 教育関係者のための教育社会学概論

第1章 教育は社会の中で行われている(中村高康)

第2章 教育内容・方法は社会と深く関わっている(中村高康)

第3章 教育は階層社会の現実から切り離せない(松岡亮二)

第4章 「平等」なはずの義務教育にも学校間格差がある(山下 絢)

第5章 制度が隔離する高校生活(松岡亮二)
に

第6章 教師は社会的存在である(金子真理子)

第II部 学校現場で使える教育社会学
第7章 保護者・子どもの言動の背後にあるものを見据える(山田哲也)

第8章 教師はどのように生徒と関わってきたのか(知念 渉)

第9章 非行は学校教育と密接に結びついている (岡邊 健)

第10章 進路が実質的に意味する生徒の未来(日下田岳史)

第11章 「性別」で子どもの可能性を制限しないために(寺町晋哉)

第12章 日本の学校も多文化社会の中にある(髙橋史子)

第13章 特別活動と部活動に忍びよる格差(山本宏樹)

第14章 不登校・いじめは「心の問題」なのか(伊藤秀樹)

第15章 「現場」のために教師が社会調査を学ぶ(小西尚之)


おわりに──唯一の現実的な「希望」として

索引

コラム
1 スクールソーシャルワーカーと協働して教育格差に向き合おう(藤本啓寛)
2 学歴に関するありがちな意見は妥当なのか?(豊永耕平)
3 学校における「会話」を分析してみる(布川由利)

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