海野 弘　うんの ひろし
1939年7月～2023年4月
評論家。世紀末芸術などに関する多くの著書がある。
東京都出身1962年、早稲田大学第一文学部ロシア文学科を卒業。平凡社に入社、『太陽』編集に関わり、1976年から編集長を務めた。在職中、当時ほとんど評価されていなかったアール・ヌーヴォーに注目し、1968年に処女作『アール・ヌーボーの世界』を刊行。
退社独立後は幅広い分野で著述活動を行い、アール・デコの再評価、都市論、文学、音楽、映画、ファッション史などに加え、小説作品も手掛けた。1995年『江戸ふしぎ草子』で斎藤緑雨賞受賞。


芭蕉の旅はるかに
海野 弘著
アーツ アンド クラフト2005年5月初版発行
四六判　定価1,700円　220P

【東海道俳句紀行】
日本橋・藤沢・小田原・浜松・岡崎・名古屋・桑名・大垣・彦根・草津・大津・京都など
【奥の細道　周遊】
千住・鹿沼・日光・黒羽・那須湯本・白河・飯坂・仙台・松島・平泉・立石寺・最上川・出羽三山・酒田・出雲崎・直江津・親不知・金沢・永平寺・敦賀など

　芭蕉が旅した道を私も歩いてみたいと思ったのはいつからだったろうか。芭蕉の旅した道を歩き、芭蕉が見ていた風景を私も見たいと思った。旅をしてみて、はじめて
俳句がいきいきとと見え、面白さが何倍にもなった。芭蕉の俳句の世界とは、人と人とのある特別な場、特別の時における出会いによって成り立っているのであろう。　・・・著者


　ハトロン紙をかけて読みましたので、状態はきれいかと思います、写真をご覧ください。

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