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1880年代 フランスアンティーク
ビクトリア朝 (ヴィクトリアン)
手織りコットン100%
洗礼 ベビー ドレス
おまけ 近沢レースボンネット(画像8枚目参照)

キリスト教入信時に行われる洗礼の際、新生児に着せるドレスです。
ベビー用にしては丈があるように思われるかも知れませんが日本でいうところのおくるみのように使用されます。(記念撮影の際は裾を広げる)
やはり上質な物を着せる事がステイタスとなっており、取り分け皇族やセレブリティの間ではアンティークや代々受け継がれた歴史的背景のあるものが着用されます。

こちらは現代に見られがちな機械式のスカラップレースではなく、手作業でスカラップをカットし、ひとめひとめニードルワークで手刺繍装飾を施した極めて手の込んだ細工です。
そのレースが段のようになった見事なデザインはミルフィーユパターンと呼ばれ、フロントパネル両側のフリルは、肩からヘムへと優雅なラインを描きます。
エンパイアカットのネックライン、すずらんのように可憐なレーストリムのパフスリーブ、ウエストからふわり広がるギャザー、まるでフェアリーのように愛くるしいデザインです。
(サイズの合わないトルソーに着せ付けている為、画像では袖が立ち上がって写っています)
その他、豪奢なブロデリーアングレーズトリム、細やかなピンタック、供布くるみボタン、バックリボン、その全てが当時の一流の職人が技を凝らして仕上げたもの。
後期ビクトリア朝ならではの古典的な手法を凝らした芸術がたっぷり詰め込まれた美術品、至極の逸品です。
背中に補修ありですが、目立ったシミや傷も見当たらず、経年を考慮しても、このように美しくコンディションの良いものにはまずお目にかかれません。

美術館や写真館、洋装の歴史資料としてはもちろん、ちょっと贅沢ですが、個人所蔵でも新生児誕生の記念に、アンティーク ビスクドール、テディベア 用として、また、コレクションや クリスチャン の方にもお勧めの逸品です。
元町近沢レース社製、近代品にはなりますが画像の ボンネット帽 をおまけにお付けします。
ヴィスクドール 、アンティークベア や アンティークドール、ケーセン、シュタイフ、マーティン、チャドバレー、チルターン、ゾッティー など一流メーカーベアにも