ヴィンテージもののGibson J-50です。

シリアルは0705××の６桁で、40ｍｍのナローネックなので1965～1967年頃のものと思います。





入手時の状態が音響的、実用的に納得いかなかったので、プロのリペアショップにて２点手を加えてもらいました。



①ペグが固かったので、もともと付いていたものと同型のものを取り付けてもらいました。（オリジナルとほぼ同じと思いますが、もし違ってたらごめんなさい）

②サスティーンの少ないJ-50といえど、あまりにも音がショボかったので、アジャスタブルサドルからノーマルサドル（牛骨オフセットサドルを作成）に変更してもらいました。



ノーマルサドルに変えただけで、音色や音量が劇的に良くなり本当にビックリしました。

アジャスタブルサドルがいかに音を悪くするものかが分かったと同時に、秦基博さんなどをはじめとするプロのミュージシャンが、わざわざアジャスタブルからノーマルに変える理由がハッキリ分かりました。（アジャスタブルサドル愛好家の方ごめんなさい・・・）



ちなみに写真を見てもらえれば納得して頂けると思いますが、ブリッジと同系色のローズウッドで埋めてもらっていますので、近づいてよく見ないと変更したのが分からないレベルの同化具合です。



それなりの金額がかかりましたが、おかげでJ-50の名に恥じない素晴らしい音のギターとなりました。





その他の状態ですが、全体的に弾き傷やすり傷、打痕、汚れ、くすみ等が相応にございます。

また、お約束のラッカー塗装ヘアラインクラックが全面に出ています。

ブリッジ下端に僅かな木部割れが１本ありますが、入手時より補修された形跡があり、特段変化も見られないため問題ないと認識しています。（補修跡については、内側を撮影した写真をご覧下さい）



ネックはストレート、弦高は１２フレット６弦側で約2.3mmです。（多少の誤差はご容赦ください）

ナローネックがお好きな方にはめちゃくちゃ弾きやすい個体だと思います。

とかくヴィンテージのJ-45、J-50には楽器として状態の悪いものが多いですが、本器は実用レベルで見ればとても良い状態を保っています。





付属品はハードケースのみです。（とても古いもので、恐らく当時の純正品と思いますが、確証はありません）