光文社文庫から、高木彬光の初期のミステリ冊です。
どちらも代表作と言える作品ですが、特に①のデビュー作は、高木彬光氏の全作品の中でも屈指の傑作だと思います。

傷みはほとんど無く、新品同様にきれいです。
②は全オビ（外カバー）付きです（写真4枚目）。

①「刺青殺人事件〈新装版〉」
（2018年8月10日第2刷）

②「人形はなぜ殺される〈新装版〉」
（2020年10月25日第6刷）

【①のカバーより】
野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。それは胴体のない密室殺人だった──。謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介が立ち上がる！　江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。満を持しての復刊！

【②のカバーより】
衆人監視の白木の箱の中から突如消えた“人形の首”。直後、殺人現場には、無惨な首なし死体と、消えたはずの人形の首が転がっていた。殺人を予告する残酷な人形劇。それは犯人からの挑戦状か!?　神津恭介がアリバイトリックに挑む。著者の校正用初版本の加筆修正を採った決定版。同時期に書かれた短編「罪なき罪人」「蛇の環」も収録。

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