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深川製磁 牡丹花瓶です。

和室に飾る花瓶を探していた時に見つけたものです。裏側に1匹の蝶が描かれているのがなんともいえず、可憐で可愛らしく、骨董屋さんで購入しました。

昭和30年から40年にかけて、まだまだ技術が発達していない頃、釉薬、生地が沸騰した時に固まり、泡が残り小さな凹凸ができてしまうことがあったそうです。そこへ職人さんが絵付けにより蝶を描いておられたとのこと。昭和後期から平成以降に技術が発達してからは、そのようなことがなくなったため、こちらの蝶がかかれている作品は今ではとても貴重なものだということでした。

コレクターの方にも人気のあるもののようです。

歴史ももちろんですが、何もないと思ってふと、うしろを見ると、真っ白なところにひらひらと淡い黄色の蝶が飛んでいるのが、とてもとてもに美しく見入ってしまいます。

泡が残る場所によって、もちろん蝶が描かれる場所も違うので、同じものはひとつも存在しない唯一無二の花瓶です。

目立った汚れや傷などもございません。

小さいのに、とても存在感があり、蝶も眺めているだけで吸い込まれるような美しさです。
もったいなくてなかなか使えずに、仕舞いこんでいたので、私は一度も花をいれておりません。

深川製磁お好きな方や、お探しだったかたいかがでしょうか。(^^)

高さ15センチ
口径5センチ

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