チャイコフスキー 2枚組

(後期3大交響曲集)

交響曲第4番

交響曲第5番

交響曲第6番《悲愴》



指揮：エフゲニ・ムラヴィンスキー

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

録音：1960年録音、ロンドン＆ウィーン



チャイコフスキーの3大交響曲はカラヤンを聴くべきか？それともムラヴィンスキーを聴くべきか？　正解はどちらも聴くべきです。ムラヴィンスキー／レニングラードpo.の絶頂期の演奏が、西側グラモフォンのスタッフにより、良質な音質で録音され、不滅の名盤として長く聴き継がれることになったことに感謝せざるをえません。2017年の名曲名盤500では、第4番が第2位、第5番が第6位、第6番が第5位に選定されています。



音楽評論家:福島章恭氏「黄金期のレニングラード・フィル、その最上の録音がチャイコフスキーの3大交響曲である。このコンビには、他に数種のライヴ録音があるが、これは演奏の密度、緊張感、完成度ともに抜きん出た存在であり、50年後、100年後にも『絶対の名盤』として聴き継がれることだろう。」



すごいです。ただただ圧倒されます。ピアニシモは本当に繊細に細く冷たく、フォルテシモとなると鬼気迫る大迫力。細かい部分のアンサンブルまで揃っているさまは聴いているとゾっとするほどで、正直なところBGMにはまったく向かないです。演奏の解像度などは時代背景やお国柄の問題もあり、そういいわけではないんでしょうが……そんなものよりも凄まじいものを聴かせてくれます。



『上司がオーディオファンで、私にこう聞いてきました。「あなたは、クラシックに詳しいようだが、チャイコフスキーの交響曲のCDはどれが良いだろうか？いろいろな演奏家がCDがあり迷っている。」　私は躊躇なくこのムラヴィンスキーのチャイコフスキー後期三大交響曲集を推薦しました。上司はこのCDを買って聴いて、完全にぶっ飛んで、ムラヴィンスキーのCDを10数枚買い込んで、熱烈なムラビンスキーのファンになりました。私は「クラシックで面白い盤はないか？」と聞かれると、必ずこのＤＧ盤を推薦して皆さんから感謝されております。』



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