戦前の新聞です。奇跡的にきれいな状態で残っていました。
昭和10年7月と昭和12年３月の東京日日新聞の中ページです。これも広告が秀逸です。
蜂ブドー酒も、トリス紅茶も素敵です。13段抜きのスマイル目薬の広告も大迫力、写真はデートリッヒ?サロメチールの登山家の服装がレトロです。
また、雑誌エコノミストはこの時代に存在したのですね。記事ではスイスのアウグステングラート登頂を報じています。興味深いのは、アメリカの2人の教授が日本の満州、南太平洋の委任統治に関して講演をしたことで、日本の立場に理解を示したという記事です。
スポーツに関してはアメリカのエール大学野球チームが来日したとか、都市対抗野球では千里山鉄道優勝する、とあります。千里山鉄道とは今の阪急電鉄千里山線のことですね。阪急は今のオリックスですね。
あと数年で太平洋戦争へ進む前の平和な日本の風景が紙面に展開します。

経年によるヤケ、シミなどはありますが全体に非常に良い状態です。

古いものですから、ご理解を頂いた上でご検討よろしくお願いいたします。