「倉田百三　近代日本と宗教」

　　鈴木範久著

　　大明堂　　　　　　　　　　　　　　　　

　　昭和45年（1970年）発行　　　　　　　　

　　初版本、帯付です。

　

　倉田百三の評伝です。



　近代日本人にとり、生の意味は何か。人間と人間が「共に生きる」道は、いかにあるべきか。近代日本の宗教的課題と日本人の精神構造の問題点を、百三を通して追求し、併せて現代人の生き方、宗教のあり方を探る。

　また本書は最初の本格的な百三の研究書でもある。従来の過誤を正し、新しい事実、新資料を加え、伝記、年表、参考文献の上で現在もっとも信頼できる基本書である。

　『出家とその弟子』や『愛と認識への出発』が読まれるとき、本書は座右に不可欠の解説書である。

　　　　　　　（本書の帯の記述より）



　経年により函と帯にヤケ、シミがあります。本体の天、地、小口、見返しにシミがあります。

　中の本文のページは薄ヤケしていますが、きれいです。



　古書であることをご了承の上、ご検討下さい。