良い楽器が入りましたので、安くお出しします。

Massimo Semianiはイタリアのクレモナで活動している製作家で、巨匠のGeogio CeやR.bergonziの元で修行をしており、ミラノ派からの流れを受けた最近のクレモナ派（飴細工のようなフルバーニッシュ）とは違う少し落ち着いたアンティーク風の見た目の楽器を製作しています。

オイルニスを極めて薄く塗っているため、新作のクレモナ楽器にありがちな音の頑固さがなく、反応が良く大音量だけど且つ柔らかく響きます。どちらかと言えばRenato scrollavezzaに似ている印象です。
製作から30年経ち、エイジングもしっかりとできています。

最近のクレモナ製作学校で教わったまま、大量製作している製作家とは違い、確かな技術でポリシーをもって製作されている事が伝わります。
本器はラベルのデザインを変える前の手書き時代のものですが、年号の前にnellというイタリア語の冠詞をつけるのが珍しく、新旧のラベルどちらでも見られる彼の特徴でもあります。

楽器店だとチェロで300万、1/2の分数バイオリンですら100万のようですので、フルサイズのバイオリンでは150万以上が相場だと思います。


ここ数十年インフレしている時代に名器がこの値段で出る機会は、いくら待っても今後ありませんので、お見逃しなく！

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