CD 1
①ヴァイオリン・ソナタ　第１番
②ヴァイオリン・ソナタ　第２番
　「神秘な詩」

CD 2
①無伴奏ヴァイオリン組曲　第１番
②無伴奏ヴァイオリン組曲　第２番
③メロディー
④バール=シェム
　（ハシディ教徒の生活の３つの姿）
⑤アボダー
⑥エキゾティックな夜
⑦ヘブライ組曲

ラティカ・ホンダ=ローゼンベルク：Vn
アヴナー・アレッド：P

録音：1999 年
ARTE NOVA：74321 76810 2
　　　　　　　（輸入盤）

「ユダヤ臭ムンムン」と評されることが多いブロッホの場合、ヘブライ狂詩曲「シェロモ」をはじめ、組曲「バール=シェム」の第２曲ニーグン（即興、朗吟）、３つのスケッチ「ユダヤの生活から」といった作品が独特の世界を形づくっているのは確かな事実です。その一方で、「コンチェルト・グロッソ」第１番のように新古典主義的な楽曲もあります。CD 時代に入ってからはいろいろな作品のリリースが行われ、初期に書かれたロマン派 + 印象主義の書法で作曲した作品も聴くことができるようになりました。ブロッホもまた、20 世紀前半から半ばにかけて活躍した他の作曲家と同じように、さまざまな作風で書いていたことが明らかになったのです。
ヴァイオリン・ソナタ第１番は激しい情感を放射する名品ですが、個人的には第２番の方によりひかれています。
メニューインの委嘱によって生まれた２つの無伴奏ヴァイオリン組曲は晩年の作品で、新古典主義的な音づかいを基調にした抽象的な作風が刻み込まれています。
「バール=シェム」は変化に富んだリズム構造を備え、第６音を半音下げたミクソリディア旋法を投入しながら、没入的な祈りと歓喜が紡ぎあげられていきます。題名は、18 世紀にユダヤ教の一派であるハシディ教を興した神秘主義者バール=シェム=トーヴを指します。

２枚とも、盤面に傷はありません。

解説書に少し汚れがあります。
写真を必ず確認してください。

素人が自宅で長期保管していた物です。
神経質な方は、購入を控えてください。