河原で石を裏返すとヒラタカゲロウのニンフ（幼虫）がチョロチョロ歩き回っているのが見られます。
その中でも大型で存在感のあるエルモンヒラタカゲロウのニンフとして作りました。
フックはTMCの900BL#12を使いましたが、ウェット用のフック(写真はマルトのW10）等の重いフックでも構いません。
名称の「BW」は「backward」、後ろ向きという意味です。
通常の毛鉤はアイ（糸を通す側）が頭になっている事が殆どですが、このフライはフックの後方、ベンド側が頭に、アイ側がお尻になっているのが特徴です。
一番後方に付けられたハックルはブラウンのパートリッジですが、これはレッグですのでヘンハックルや、逆に硬いコックハックルでも良いでしょう。
ボディーはハーズイヤー、ウイングケース兼テール（アイ側ですが）はサドルハックルのファイバーを使いました。
写真のような中央がピーコックグリーンで縁がブラウンのものだと、ウイングケース部がピーコックグリーン、テールがブラウンになります。
テールは左右にデバイドしないとアイにティペットを通すのに苦労します。
全体をワイヤでリビングしますが、今回はゴールドにしています。
最後にボディのハーズイヤーを横方向にピッキングしてギル（エラ）を表現します。
フックのシャンク全体にレッド（鉛）ワイヤを巻いてから巻くのも良し、シャンクのエンド、ベンドの直前にビーズヘッドを付けるのも良いでしょう。
尚このフライの場合、後からビーズヘッドをフックのポイント側から追加するという事も可能です（バーブが大きいフックは除く）。
Designed by モミコです。

追加でタイイング手順の写真を追加しました。
使用しているマテリアルは、今回出品しているものとは異なりますが、作り方は変わりません。
簡単でマテリアルも安価、私の中では実績のあるパターンなので是非巻いてみて下さい。