新潮　2023年1月号（1416号）

定価　1,200円



◆発掘　坂口安吾「盗まれた一萬円」

一九三三年、二十六歳の新鋭は探偵小説を発表する。

それは八十年後の“決定版”全集にもない作品だった。

笑劇（ファルス）はなぜ埋もれたのか？

解説・大原祐治



◆新連作小説　円城塔「幽斎闕疑抄」

いまどきのA Iはわかっているのか。

武将であり文人の戦国A Iが嘆く。シン歴史撃誕！



◆新連作小説　小山田浩子「赤い猫」

その猫を見ると死ぬ？

――夫の体調不良で訪れた救急病院で不意に蘇る、幼い頃の記憶。



◆創作+特別原稿

池澤夏樹　いしいしんじ　宇佐見りん　川上弘美　桐野夏生

　 高橋弘希　谷川俊太郎　平野啓一郎　古川真人　山田詠美



◆新連載評論　大塚ひかり「嫉妬と階級の『源氏物語』」

人間の生の根源に迫る四代七十六年の

「大河ドラマ」を紡いだ原動力ーー新・古典評論。



◆坂本龍一「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」

第7回「新たな才能との出会い」

コロナ禍の開始直後に判明した、ガンの再発。

困難に直面した時にこそ人には音楽が必要だ。



・書き込みやラインマーカーなし。

・目立った傷や汚れはありません。

・保管によるカバーの擦れがあります。



中古品、自宅保管、素人検品であることをご理解いただける方のご購入をお願いいたします。



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