ソフトウェアの法則 コンピュータの利用技術とは



著者◆木下恂

出版◆中公新書　1995年



カバーより◆

コンピュータに関する話は一般の人には理解できないことが多い。ソフトウェア開発に携わるプログラマの苦労や悩みなどなおさらのことである。しかし、ソフトウェアのきまり（法則）と一般的な社会生活で出くわす出来事は非常に似ている。本書は、技術開発のプロが、「ソフトウェアとは何か」「コンピュータの利用技術」など、みずからの職場体験に、私生活のさまざまなエピソードをましえて語る機知に富むテクニカルエッセイ。



コメント◆

「ソフトウェアの法則」と称する内容は、ソフトウェア業界の労働傾向を例えたジョークになっています。ソフト開発経験の思い出話として楽しいです。



目次◆

ソフトウェアとジョーク

　プログラマの資質について



掲示板Ⅰ　コンピュータ一般

1.ソフトウェアとカナ表記

　用語訳について

2.ソフトウェアとスケジュール管理

　納期遅れについて

3.ソフトウェアと保守責任

　保守責任について

4.ソフトウェアとパノラマ写真

　システム３６０について

5.ソフトウェアと偏見

　言語論争について

6.ソフトウェアと定年

　プログラマの定年説について



掲示板Ⅱ　ソフトウェア開発

1.ソフトウェアと机

　ディレクトリの使い方について

2.ソフトウェアと環境

　開発環境について

3.ソフトウェアとテーブルランプ

　独創性について

4.ソフトウェアと左利き

　マンマシンインタフェースについて

5.ソフトウェアとジョギング

　ドキュメント化の重要性について

6.ソフトウェアと虫

　バグについて

7.ソフトウェアとサイクリング

　ツールの使い方について



掲示板Ⅲ　設計技術について



1.ソフトウェアと棚

　スタックとキューについて

2.ソフトウェアとひげ

　抽象化の効用について

3.ソフトウェアと記憶力

　記憶方式について

4.ソフトウェアとアレルギー

　キーボードアレルギーについて

5.ソフトウェアと観光旅行

　モジュールの緊密度について

6.ソフトウェアと駐車場

　メモリについて

7.ソフトウェアと時差

　技術格差について



あとがき



特定掲示板「ソフトウェア」の法則



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