1970年代の初期版のsuperfazzです。

【説明】
同年代の人気エフェクターのひとつ、Electro-Harmonix Big Muffをほぼそのままコピーしてしまったファズ/ディストーションペダルです。

大きさ、コントロールの名称などの目に見える部分だけでなく、その回路も完全に本家と同じ。偶然か意図したものなのかは解りませんが、セラミックコンデンサーとカーボンコンピジション抵抗を多用している点まで本家と同じです。ただし、そのパーツ自体はすべて日本製であり（本家も一部は日本製ですが）、パーツのレイアウトはより効率化されて作られています。

マフ系回路の心臓部といえるトランジスタは、4石ともシルクハットのような形状の東芝製2SA495。マフ系にしては珍しく、PNPトランジスタが使われています。

前述のような違いから、ELKのSUPER FUZZ / BIG MUFFは本家のBig Muffよりも鋭利でザクザクとしたディストーションサウンドが得られる傾向にあり、この個体もその例に漏れません。

このモデルは当初“BIG MUFF SUSTAINAR”という名前で売り出されましたが、後年に“SUPER FUZZ SUSTAINAR“にモデル名を変更。今回入荷したこの個体は変更直後のものと思われます。