デヴィッド・ヴィンセント(vo,b,g)
トレイ・アザトース(g,key)
ピート・サンドヴァル(dr)

フロリダ出身、デス・メタルの原理主義者たちによる93年発表の3rd。国内盤は２年遅れて95年にリリース。
リチャード・ブルーネルがバンドを去り、３人体制で制作された。
『Earache』を離れ大手の『Giant』と契約。メジャー第一弾として世に放たれた、バンド史上最高傑作。
実際、Morbid angelの全アルバム中、本作が最も売り上げが多い。

まあこういうのは売り上げが全てってわけでもないかもしれんけど(笑)

過去２作と比べて、またこの時代・このジャンルの音楽としては、信じられないほど音質もよく、各楽器の音も聞き取りやすい。
ヴィンセントの咆哮、アザトースのギター、そしてサンドヴァルの機関銃のようなドラムの凄さがよくわかる。

歪みきったサウンドで描き出す、歪みきった世界。
無慈悲・無常の世界の極地。

迫力や貫禄などといった次元を超越し、もはや神々しさすら漂わせるようになったヘヴィで邪悪なリフの上を、アザトースによる狂気じみた、しかし美しさすら漂わせるソロが紡がれる。

前半はブラスト・ビート全開の疾走曲、後半は邪悪さ・不穏さを強く押し出したミディアム・スローテンポな曲という構成。
⑦はMortorheadちっくなロックンロール風味。
意外な感じだが、これはこれで聞いてて楽しい(笑)

もしMorbid angelの世界に初めて触れてみたいという方がおられるなら、本作と、96年のライヴ盤「Entangled in Chaos」の２枚をお薦めする。

Morbid Angelのアルバム「Covenant」、赤いディスクが特徴。

- アーティスト名: Morbid Angel
- アルバム名: Covenant
- レコード会社: Victor
- ディスクの色: 赤
- ジャケットデザイン: キャンドルと魔法の書
- ディスクの状態: 良好

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