やっと時代が追いついた
今こそ精読したい社会・文化批判の古典
書誌・年譜を増補した定本日本語訳

ドゥボールの指す「スペクタクル」とは何か？
短い文章に分けて翻訳されているので、何とかついていきたい!! 解説も充実しています。

2003年刊行の古書「初版本」です。
カバー全体的に小傷・スレ・ヤケがございます。また、小口・扉にシミが数カ所ございます。上記の点を考慮して、状態を「傷や汚れあり」にしています。本文は比較的綺麗だと思います。※詳細は写真をご参照ください。

「スペクタクルの社会」
著者: Guy Debord （ギー・ドゥボール）
翻訳: 木下 誠 （きのした・まこと）
定価: ￥1,320
筑摩書房 / ちくま学芸文庫

「フィルムはない。映画は死んだ」と言ってのけるドゥボールにかかっては、あのゴダールさえ小市民的に見えてしまう。芸術に限らず、思想も政治も経済も、「専門家」に任せきりで、鷹揚にお手並拝見と構えているうちに、いやおうなく「観客」であるしかないどころか、大仕掛けな茶番劇のエキストラに動員されてしまいかねない。こんな世界のありようと疎外感の大元を、本書は徹底的に腑分けしてくれる。ほんとうに「何一つ欠けるところのない本」だ。マルクスの転用から始まるこの本は今日、依然として一個のスキャンダル、飽くなき異義申立てと「状況の構築」のための道具であり、武器であることをやめていない。

ギー・ドゥボール
1931-94年。フランスの映画作家・革命思想家。57年、シチュアシオニスト・インターナショナル（SI）を結成、67年の本書の刊行により68年「五月革命」の先駆者と目される。72年のSI解散後は、イタリア・スペインの革命運動と関わりつつ映画製作・著作活動を行うが、病を得て自殺。

#GuyDebord #Guy_Debord #木下誠 #木下_誠 #本 #社会／社会・福祉

#星さんの出品物 （おまとめでお値引き致します!!）

マルクス主義 近代的生産条件 大量消費社会の矛盾
フーコー デリダ 社会思想 人文 哲学 社会学 現代思想