屋久杉（やくすぎ）とは？

屋久杉（やくすぎ）は、鹿児島県の屋久島に自生するスギ（学名：Cryptomeria japonica）のうち、樹齢1,000年以上のものを指します。一般的な杉（本州や四国に分布するもの）は樹齢500年ほどが限界ですが、屋久杉は1,000年以上生きるものが多く、中には樹齢2,000～7,000年と推定される巨木もあります。

屋久杉の特徴
1.長寿で巨大な木
•屋久島は年間を通して降水量が非常に多く、「1か月に35日雨が降る」とも言われるほどの湿潤な環境。
•栄養が乏しい花崗岩質の土壌のため、木の成長が非常に遅く、年輪が細かく緻密になる。
•その結果、1000年以上の長寿を持つ杉が生まれる。
2.耐久性が高い
•精油分（樹脂）を多く含み、腐りにくい。
•通常の杉と比べて害虫やカビに強く、耐久性が高い。
•江戸時代には建築材や船材としても重宝された。
3.美しい木目と香り
•木目が細かく、独特の模様（杢）が入る。
•「瘤（こぶ）」や「波杢」「虎杢」「泡杢」など、個性的な杢目が現れることがある。
•香りが非常に良く、リラックス効果があるため、工芸品やインテリアにも人気。
現在の屋久杉の取り扱いについて
•伐採禁止：現在、屋久島の屋久杉は天然記念物や世界遺産に指定されており、新たに伐採することは禁止されています。
•「土埋木」や「倒木材」が利用される：
•江戸時代以前に伐採されて放置されていた**切り株（倒木）**や、自然に倒れたものを加工して販売。
•これを「土埋木（どまいぼく）」や「流木屋久杉」と呼ぶ。

屋久杉の魅力

屋久杉は、長い年月を生き抜いた生命力と、自然が生み出した美しい木目、香りの良さ、耐久性の高さが魅力です。新たに伐採できないため希少価値が高く、手に入れたら長く大切に使いたい貴重な木材です。

野原工芸さんや工房楔さんなどの木軸シャーペンには良く似合います

注意⚠️
ハンドメイド品であることをご了承下さい！
※写真に写っているシャーペンは売り物ではございません！
※商品は全て自然の木材を使っております♪
　そのため輸送中などに傷がついてしまう可能性がございます。ご了承下さい。
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