実歴阿房列車先生は経年によるヤケがあります。古書店の紙が貼られています。それ以外は良好なコンディションだと思います。
回想の百鬼園先生は経年によるヤケ、三方にシミがあります。ラストのページに古書店の紙を剥がした跡、下角にオレがあります。
中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご覧いただければと思います。

貴君、僕は大阪へ行って来ようと思う――。一九五〇年秋、この一言から汽車に乗りたかった内田百間の『阿房列車』シリーズは始まった。以後、五年間にわたる全行程に同行した〈ヒマラヤ山系〉こと元国鉄職員の著者。百鬼園の旅と日常を豊富なエピソードを交えつつ綴った好エッセイ。解説・酒井順子

随筆の名手にして錬金術の大家、内田百〓の回想文集。同時代を生きた作家・友人・弟子たちは、百〓という特異な作家の、人と作品をいかに理解し、どう語ったか。百〓解説者として定評ある平山三郎が憶いを込めて編纂した。辰野隆「畸人の印象」、宮城道雄「百鬼園の越天楽」、森田たま「旧跡合羽坂」、高峰秀子「夏のつぎには秋が来て」、江国滋「ふるさと、まぼろし」など４６編収録。