時空を超えて樹木が静かに語りはじめる畸譚の数々、詩と註が織りなす譚詩という新しい試み。

詩と訳が織りなす奇譚。



「臭人臭木 譚詩集」

原 満三寿

定価: ￥ 3020



気がつくとわたしは 八方の土中に根をひそませ 鈍色の空に曲がりくねった枝を張り 梧桐のような大葉をざわざわ鳴らしていた。



目次

臭人臭木

塔克拉瑪干沙漠見聞録

虎樹賦

西木徘徊后真夢

芭蕉の葉風

イチョウは手品師

枇杷の種

巷談　夜泣き松

くわばら…くわばら…わが新考

水の老人

はりつけの言木

イエスがノーといった木

歩く釈迦と歩く木

『夜明け前』の五木

“ワッパ一揆”顛末記





原 満三寿

第二次「あいなめ」「騒」を経て、無所属。

詩集『魚族の前に』（蒼龍社）、『かわたれの彼は誰』（青娥書房）、『海馬村巡礼譚』（青娥書房）、『続・海馬村巡礼譚』（未刊詩集）、『臭人臭木』（思潮社）、『タンの譚の舌の嘆の潭』（思潮社）、『水の穴』（思潮社）、

『白骨を生きる』（深夜叢書社）

【俳句関係】

「海程」「炎帝」「ゴリラ」「ＤＡ句会」を経て、無所属。

句集『日本塵』（青娥書房）

俳論『いまどきの俳句』（沖積舎）



＊中古品に理解ある方のみご検討くださいませ。



ひとりのデュオ

白骨を生きる

水の穴

タンの譚の舌の嘆の潭

臭人臭木 : 譚詩集

海馬村巡礼譚 : 原満三寿詩集

いまどきの俳句



金子光晴

山本健吉

俳句