所謂ジャパンビンテージと言われる70年代中期（74年から75年くらい）のグレコSA-700Rです。
フジゲン製

美しいワインレッドのボディで50年ほど前のギターとは思えないコンディションです。

シリアルナンバーが無く、指板のインレイがダブルパラレログラムになっており、フレットエッジバインディングになっているのは70年代中期のSA700の証拠であり、廉価版のSA550とは仕様が異なります。
74年より前のSA550はダブルパラレログラムの物もありますが、センターブロックの有無やヘッドロゴ、ピックアップの刻印の有無など明らかに仕様が異なります。

ネックコンディションも良好で、数日前に調整に出し、ほぼストレートでフレット残も8割程度残っています。リペアマンに確認しましたがトラスロッドも両方向にまだまだ余裕があるそうです。
またメイプル3ピースネックなので、気温の影響などもほとんど受けず、良いコンディションを保っています。
画像の通り木目も美しく、見た目の綺麗さもポイントです。
電装系のガリなどもありません。
また、テールピースがビグスビーに換装されていますが、もとのブランコテールピースは付属しません。

経年数を考えれば奇跡的なコンディションのSA700なので、コレクションにももってこいだと思います。

種類···セミアコ