レミオロメン（Remioromen）の「3月9日」は、彼らのメジャーデビュー後2作目（通算3作目）のシングルで、2004年3月9日にリリースされました。この曲は日本で非常に愛され、特に卒業ソングとして広く認知されていますが、もともとは別の目的で作られた楽曲です。以下に詳細をまとめます。

アルバム概要
- **リリース日**: 2004年3月9日
- **レーベル**: Speedstar Records（ビクターエンタテインメント傘下）
- **プロデューサー**: 小林武史（レミオロメンの多くの作品でプロデュースを担当）
- **収録時間**: シングルCDとしての合計時間は約12分（2曲収録）
- **ジャンル**: J-POP、ロック、バラード

トラックリスト
シングルCDの内容：
1. **3月9日** – 4:23
- 作詞・作曲：藤巻亮太、編曲：レミオロメン＆小林武史
- 本作の表題曲。
2. **日曜日** – 4:05
- 作詞・作曲：藤巻亮太、編曲：レミオロメン＆小林武史
- カップリング曲。

特徴と背景
- **誕生秘話**: 「3月9日」は、レミオロメンのボーカル兼ギタリストである藤巻亮太が、幼馴染の結婚を祝うために作った曲です。この友人が2001年3月9日に結婚式を挙げる予定だったことから、プレゼントとして曲を書き上げました。藤巻は当時学生でお金がなく、音楽で気持ちを伝えることを選んだと後に語っています。タイトルの「3月9日」はその結婚式の日付に由来し、「サンキュー（39）」という語呂合わせも意識されています。
- **卒業ソングへの変遷**: 本来は結婚をテーマにした楽曲ですが、2005年に放送されたフジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」の劇中合唱シーンで使用されたことで注目を集めました。このドラマの影響で卒業式のイメージが強く結びつき、以降、小中高校の卒業式で歌われる定番曲となりました。歌詞の普遍的な温かさや別れと未来への希望が、卒業という場面にもマッチしたことが背景にあります。