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主人公の堀川次郎と松倉詩門はともに高校２年生。彼らの周辺で起きる些細な事件を２人で推理し解決する連作推理小説です。２人とも図書委員で放課後の図書館で過ごすことが多く、事件もとかく書籍がらみです。



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図書委員を引退した浦上先輩から、死んだ爺さんの「開かずの金庫」を空けてくれと頼まれます。ダイヤル番号のヒントは爺さんが浦上先輩に言った『大人になったらわかる』という言葉だけ。探偵役の松倉は金庫が置いてある部屋の本棚に違和感を持ち、見事に解錠するのであるが、浦上家にはもう一流の秘密があって・・・。

ロックオンロッカー

堀川と松倉で美容院に行くことになったがのですが、店長の接客態度や何気ない一言に疑問を持ちます。果たして２人の整髪が終わったとたんに事件が起きますが、これは２人の推理した通りの展開でした。

金曜に彼は何をしたのか

職員室の窓が割られる事件が発生します。テストを盗もうとしたと疑いをかけられたのは図書委員の後輩の兄植田昇。後輩の登が堀川に、兄の無実の証拠を探してほしいと頼みこむことから、事件当日の昇の無実の証拠を探すことになります。なぜか松倉も協力することになりますがそれには訳がありました。

ない本

同じ高校の三年生が自殺をしました。同級生の長谷川が図書室を訪れ２人に、自殺をした三年生が図書室から借りていた最後の本を探してくれと依頼します。その本には自殺した友人が書いた遺書が挟まれているのではないかということ。請け負った２人は長谷川の挙動や言動から彼が嘘を言っていることを見破って・・・。

・昔話を聞かせておくれよ

松倉の昔話から６年前に死んだ松倉の父親が残したお宝を探すことになります。 それは松倉自身が探しても見つからないもので、堀川と話しているうちに松倉自身が気が付かなかった事実が浮かび上がってきて・・。

・友よ知るなかれ

前作の続編。堀川が図書館で松倉の過去を調べると実は２人が探していたお宝とは松倉の父が窃盗して隠したお金であることが判明。２人の関係はどうなる？