20年ほど前、絶海の孤島「イースター島」に住んでいた事があり、その際に島民から購入しました。その島民によるとイースター島ではウクレレは作られてはなく、タヒチで購入したものらしいです。

タヒチアンウクレレには様々な形や彫刻が施されたものがあるみたいですが、島で実際に演奏に使われていたのは彫刻も何もないシンプルなこの形のウクレレばかりなので、これが演奏用のスタンダードなんだと思います。

滞在当時は現地の楽団「カリカリ」の定期練習に参加させてもらって一生懸命に島の曲を覚えましした。その際についた爪の跡(写真6)などありますが猛練習の証です。

日本に帰国後もたまに弾いてはいましたが、最近はほとんど触る事もなく、部屋のインテリアの一部になってます。

大切な島の思い出の一つですが、全く弾いてやれないのも忍びないので、どなたか大切に演奏して頂ける方にお譲りしたく今回出品を決意しました。

サウンドホールは表側ではなく裏側に付いています。ホールの中にはもともと購入元の島民のサインが書いてあったのですが購入した際に黒マジックペンで消しました(写真7)

その他、ネックのひび割れ(写真10)は元からありました。ピックで擦れた跡(写真11)は練習でついてしまいました。

弦は伝統的に釣り用のテグスを使います。太さは全部同じで弦の張り具合で調律します。予備の弦もお付けします(写真12)