今から40〜50年前の古い本です。
はだかのおうさまのお話です。

実家の片付け中に出てきました。長期保管していたため、シミ折れ汚れスレ傷みがあります。
よく見ると名前を書いていた跡があります。

昔の本ですが色づかいが綺麗で絵を見るだけでも楽しいです。

文　はやしたかし
絵　深沢邦朗
印刷　凸版印刷株式会社
用紙　井出製紙株式会社
編集人　島村励　斉藤明彦
発行人　岡本美雄
発行所　ひかりのくに株式会社
当時の定価　200円


編集部よりおうちのかたへのメッセージ

ハンス・クリスチャン・アンデルセン（1805年〜1875年）は、デンマークの貧しい靴屋さんの家に生まれました。幼いときに父親をなくし大変苦労をした人です。
学校を出て詩や小説を書きましたが30歳頃から童話も作るようになり、その作品は芸術的で美しく世界中の子供たちに親しまれています。
「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」など有名な作品がたくさんありますが今月号は、それらの中から「裸の王様」を取りあげました。
小さな男の子の純真無垢な目を通して、人間のもつ虚栄心を、子供たちにわかりやすく描いた作品です。「なぁーんだ。きょうの　おうさまは、はだかんぼうじゃないか」と叫んだ男の子も、この絵本の読者である子供たちも、やがて大人になると見えない王様の服をほめたたえるようになるのでしょうか。そうなってほしくはないものですね。


ご覧いただきありがとうございます。