「桜が散っても」
森沢 明夫
定価: -1,700円+税

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春の嵐に晒された山深い寒村で老人の死体が発見されるところから物語は始まる。
山川忠彦は大手ゼネコンに勤務し妻の麻美、長男の建斗、長女の里奈と幸せな家庭を持ち週末は大好きな桑畑村を訪れ渓流釣りや写真撮影を楽しんでいた。村の雑貨屋「葵屋」の浩之とは釣りを通して親しくなり仲も深まってゆく。ある日、浩之からの連絡で忠彦が務めている帝王建設が桑畑村の大規模リゾート開発を進めようとしていることを知る。村は推進派と反対派に別れ反対派の浩之から支援を依頼される。忠彦は自分の立場も顧みずこの開発に関係している会社の担当者達と話をしようとする。しかしこの開発をきっかけに忠彦と家族の生活は大きく変わってしまう。忠彦に対する家族それぞれの思いもしっかり描かれる。

購入後カバーをかけて読みましたので綺麗な状態ですが人手に渡ったものになりますので中古品としてご理解ください。

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