ヴィヴァルディ

ヴァイオリン協奏曲集『四季』



アンネ＝ゾフィ・ムター（ヴァイオリン）

指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音：1984年6月　ウィーン【デジタル】



天才少女として一世を風靡したムター、彼女が21歳の時の演奏です。カラヤンとしては2度目の『四季』で、分厚い響きと雰囲気は彼ならではのもの。ムターもそれに応え、彼女なりのたっぷりとしたヴィブラートを効かせたヴァイオリンで、優雅な『四季』の世界を巨匠と構築します。



名門ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の同曲の録音も珍しく話題になった1984年録音盤。女流ムターの流麗なヴァイオリンも魅力的で、洗練された優美なヴィヴァルディとなりました。ムターは1999年に自身の弾きぶりで再録音しており、そちらも名盤です。ムター・ファンなら当然どちらも聴き逃せません。



21歳の若々しい天才女子ムターに、カラヤン、ウィーン・フィルのヴィヴァルディ「四季」。優美で清新な演奏。ムターの若々しい独奏にウィーン・フィルの鮮やかな音色が同調しています。カラヤン一流の示威的なムードがないのも印象的。自然体の演奏に若さが加わり、名曲の真価を伝えています。驚かされることなく安心。耳馴染みするし、心安らぎ適度に弾む調べ。優しく、美しく、ゴージャス。イタリアの古楽器軍団の過激な演奏に毒されてない方にはこちらがオススメです。



カラヤンが愛弟子ムターをソリストに迎えて録音した『四季』。ウィーン・フィルがバロック作品に挑んだ珍しい例としても貴重な録音と言える。徹頭徹尾カラヤンの流儀によって演奏されており、ピリオド奏法など一顧だにしない姿勢はいさぎよいとすら感じる。21歳の若きムターの明るくのびのびしたソロ、ウィーン・フィルの優雅な伴奏も魅力的。オルガンにチェンバロ2台を入れた豪華な構成で、カラヤンが自らチェンバロのうちの1台を弾いている。



国内盤、帯無し、盤面傷無し

解説文は最初から無し



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