◼︎料理研究家　山本麗子さんの希少本
◼︎文字だけレシピには名作多い
◼︎きょうの料理　お菓子特集おまけ付き

食堂を営む両親のもと、10代で「店メニューはすべて作れる」までになり、20代はヨーロッパの菓子店を巡り味を再現する日々を過ごしたという山本麗子さん。振る舞ったフルーツケーキが雑誌編集者の心を捉えたのがキャリアの始まりだとか。

幅広いジャンルのレシピ本をヒットさせています。家庭中華、和食と粉だしの本、101のおいしい話、お菓子なら、「スイートハートのお菓子」が有名です。

一方、この「山本麗子のおしゃべりなお菓子」はほとんど知られていません。活字だけの四六判で、仕上がり写真もプロセス写真も一切ありません。しかし、菓子レシピ本の歴史には、同じ判型の活字のみの名作があります。マドモアゼルいくこさんの「秘密のケーキ作り」小林カツ代さんの「楽々ケーキづくり」がそれです。

これらの本にも写真は一切ありませんが、時代を超えた名作として読みつがれています（もちろん私も愛読者です）。なぜ活字レシピが心に残るでしょうか。それは、作る側は文字だけでわかるように説明と描写に心を砕き、読む側は読み解こうと目を凝らすからだと私は思います。

「美しい写真はありませんが、その分作り慣れていない方にもわかっていただけるよう丁寧に説明しました」と冒頭で語り、大切なレシピが詰め込まれています。旅先で出会ったお菓子や長野での移住暮らしのコラムも楽しいです。

◼︎おまけ
きょうの料理　1995年3月号
特集　決定版　あなたもケーキ自慢
加藤千恵さんと山本麗子さんのお菓子を掲載

■状態

小口と天、ページに多少の経年ヤケ。1996年発行で、紙質上、多少は仕方ないかと。
カバー上端にわずかにヨレ。
中はきれいです。

注意：
おまけの「きょうの料理」には汚れがあります。
こちらの状態は、状態の分類では考慮しておりませんのでご了承ください。


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◆丁寧に梱包します

◆喫煙者なし

「山本麗子のおしゃべりなお菓子」
1996年発行

#山本麗子 #本 #生活／家事