『幸田文の箪笥の引き出し』

青木 玉

新潮文庫

H12.9.1　発行

H16.8.20 ６刷



戸棚の奥深くに大切に保管していたため

わりときれいな状態です。

（画像参照）

経年を感じさせる点はご了承くださいませ。



「幸田文の箪笥の引き出し」は、

日本の著名な作家である幸田露伴を祖父に、

その娘でありやはり作家　幸田文を母にもつ、

青木玉によって書かれたエッセイ。



母である幸田文の箪笥に残された着物や、

失われた着物を手掛かりとして、

様々なエピソードや思い出を綴っています。



母が大切にしていた着物、大胆に仕立てた着物、

そして戦争で失ってしまった着物などについて

写真も多用しながら詳しく描かれているところが

魅力的です。



着物にまつわる話を通じて、

幸田露伴や幸田文の人生や性格、

そして当時の日本の文化や

社会背景を垣間見ることができます。



幸田文は、繊細な感性と鋭い観察眼、

そして江戸前の歯切れの良い文体で知られる

作家でした。

彼女の随筆や小説は高い評価を受け、

長年にわたって人気を保っています。



「幸田文の箪笥の引き出し」は、

そんな幸田文の私生活や思い出を、

娘の視点から描き出した貴重な作品です。



この本は、幸田文のファンはもちろん、

日本の近代文学や着物文化に興味がある

読者にとっても、手元において楽しんでいただける

一冊となっています。







※お値下げ交渉には対応できかねます。

まとめ買いの場合も同様です。

ご了承ください。