（新品） A4変型版（H230mm×W210mm） 272ページ　



オールカラー　上製本　函付き



知的障害とともにある方々の生活向上にとって絵画療育はおおいに効果があります。本書はその「絵画療育」の理念と方法論を体系的にまとめた日本で唯一の指導書です。



教育者であり画家である著者の落合英男氏は静岡県下を中心に知的障害者と児童を対象とした絵画教育・療育を５０年余にわたり指導してきました。その実践指導と研究から築き上げた「知的障害者のための絵画療育指導の方法論と理念」を後進の指導者たちのためにまとめたのが本書です。



2021年8月に発刊しましたが、出版社からは購買層の狭さから出版を引き受けてもらえず自費出版となり、静岡県を中心に関係施設等を通して配布してきました。さらに多くの方々にご覧いただきたいと思いメルカリに出品いたします。書店では販売していません。



知的障害者絵画療育や知的障害者アートに関心のある方々には興味深い１冊であると思います。本書は画集ではなく指導解説書ではありますが、全ページカラーで作品掲載数が多いので画集としてもお楽しみいただけます。また、各作者における指導のポイントをきめ細かに掲載しており、そこからは教育・療育における大切なヒントを読み取っていただけます。



【本書の構成】



●第１章：「知的障害者絵画療育」とは

　ー正しい理解のための総論と正しい実践のための心得ー



●第２章：絵画療育の基礎

　・描画年齢・身体と描画・美術的心理学分類によるタイプ

　・絵画療育の基本プロセスとポイント



●第３章：絵画療育の実践例　　実践経過を詳細に解説



●第４章：絵画療育の成果　　作品例・解説



●第５章：知的障害者のための「絵画療育」の

　　　　　全容を捉えるために（落合英男実践の歩み）