1989年。バブル景気真っ只中の中国・四国地方の道路地図。

瀬戸大橋開通からわずか1年余り、高速道路網はまだ発展途上にあり、現在の便利さからは想像もつかないような、幹線道路を縫うように走る旅が主流でした。当時の道路事情や、今では失われた名所、あるいは生まれ変わった町の姿を、この一冊から読み解くことができます。

鉄道網も、今では廃線となった路線や、第三セクター化される前の私鉄の姿が克明に描かれており、当時の人々の移動手段や生活の息遣いを感じられるでしょう。



▼当時存在したが現在はないもの
* 向島町（2005年3月尾道市へ）
* 内海町（2003年2月福山市へ）
* 下蒲刈町（2003年4月呉市へ）
* 佐伯町（2003年3月廿日市市へ）
* 北条市（2005年1月松山市へ）
* 伊予三島市（2004年4月四国中央市へ）
* 土居町（2004年4月四国中央市へ）
* 野村町（2004年4月西予市へ）
* 保内町（2005年3月八幡浜市へ）
* 長浜町（2005年1月大洲市へ）

・倉敷チボリ公園（2008年閉園）

・下津井電鉄（1990年廃止）

・宇高連絡船（1988年廃止）



▼当時なかったが現在は存在するもの

・山陽自動車道（1990年代以降全線開通）

・米子自動車道（1992年全線開通）

・高松自動車道（1992年以降全線開通）

・徳島自動車道（1999年全線開通）

・松山自動車道（1991年以降全線開通）

・高知自動車道（1992年以降全線開通）

・しまなみ海道（西瀬戸自動車道）（1999年全線開通）

・関西国際空港（1994年開港）

・神戸淡路鳴門自動車道（1998年全線開通）

・ゆめタウン高松（1998年開業）



目次ページの鳥取、兵庫、京都の部分にマーカー書きがありますが、その他は30年以上前のものながら中身の地図部に折り込みもなく、当時の新品に限りなく近いグッドコンディション。



昭文社 1989年 Ｂ5版



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