『佛教大事典　ブッディカ』　監修者:古田詔欽/金岡秀友/鎌田茂雄/藤井正雄　編集:日本アート・センター　発行:小学館　1111頁+索引30頁　1988年第1版第2刷　定価18,000円　箱付


昭和63年に発行された『佛教大事典』です。副題のBUDDHICA (ブッディカ)はラテン語で仏教に関係する全てのことを意味するようで、従来の仏教辞典より幅広く「仏教についてのすべて(仏教固有の事項だけでなく仏教が影響を与えた儀礼・芸能・音楽・行事など)を収めた大辞典」です。
現代人にも役立つ仏教事典が目標で、日本も含めて、近現代の事項を充実させています。130名余りの専門家が約11,500項目をわかりやすく、細かにふりがなもついています。また活字も大きく、巻頭の「主要項目ガイド」も検索する際に便利です。
同時期に岩波書店から発行された「仏教辞典」と比較すると、例えば「愛」はこの『佛教大事典』は大きめの縦組文字で22字/行の17行で、岩波は横組の小さめの文字で22字/行の71行です。
また収録項目数も本事典が11,500項目に対して岩波が4200項目、本文中に図録が岩波は収録されていないなどの特徴があり、両書を比較すると編集方針の違いがよくわかります。
それにしても、神道と仏教の信者数合計が総人口の1.5倍で、キリスト教信者が百万人に満たないこと(昭和62年)には改めて驚きます。

縦27.4×横20.6×厚さ5.5cm(53.5)

ケースに多少の汚れはあり、
その他シワや小傷などもあります。本自体は、ほとんど捲っておらず、読むのに問題はありませんが細かな状態にこだわない方のみご購入願います。
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