人口１０００万人を超えるカリブ海の国、ハイチ。
ハイチの名前を聞いた事ある方は、何かを並べる時に聞いたか、あるいは治安のヤバさで聞いたことがあるのかもしれません。

比較的安定したと言われる現在でも、802か所、約58万人が生活する避難民キャンプではギャング団の影響により犯罪が増加。祝い事の多い年末年始の時期は、地域を問わず子どもの誘拐事件が多発しているようです。

ハイチにはもともといた人々は、奴隷とされて酷使され、さらに１８世紀のフランス植民地時代には、フランスがフランス領サン＝ドマング(Saint-Domingue) として、アフリカの奴隷海岸から連行した多くの黒人奴隷を酷使し、おもに林業とサトウキビやコーヒーの栽培をさせたとされています。フランスはこれにより巨万の富を作ったといいますから、今こそ、正常化に邁進する責任があるのではないでしょうか。

それはさておき、そういうわけでハイチでは西アフリカの諸言語、特にウォロフ語、ギベ語群のフォン語、エウェ/アンロ・エウェ語が話されていたようですが、フランスの植民地になっていたせいで、フランス語が定着。1804年の独立以来長くフランス語のみが公用語とされていたようです。

ところが、フェリクス・モリソ＝ルロワの努力の甲斐もあり、1961年にクレオール(フランス語が大胆に方言化されたもの)も公用語に認められたようで、それを記念しての切手のようです。

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