ご覧いただき、ありがとうございます。キヤノン Canon Lens 85mm F1.9 ライカL39マウント（スクリューマウント）です。



Canon Lens 85mm F1.9 はSerenar 85mm F1.9 I型と同型のレンズで、発売翌年に名称をCanon Lensに変更したモデルです。Senerar 85mmはカメラミュージアムで以下のページに紹介されてます。

https://global.canon/ja/c-museum/product/s24.html



1951年発売にもかかわらず、85mmのF1.9という驚異的な明るさを誇り、そのためずっしりとした存在感のあるレンズです。



現在出回っているCanon Lens 85mm F1.9やSerenar 85mm F1.9 I型は、レンズの状態が悪いのが多いのですが、写真の通り、レンズは非常に綺麗です。強い光を当てると後玉の内側にわずかな汚れが見えますが、通常の視覚ではクリアに抜けた状態で、作例でも分かるように影響はありません。写真の通り、レンズ表面には拭き傷もなく、絞りに油染みはありません。ピントリングはやや重めですが、使用にはとくに問題ありません。絞りリングはちょうど動かしやすい重さです。外観もスレや傷や打痕もなく、ピカピカです。



絞りの写真でも分かりますが、絞りバネが20枚もある贅沢なレンズで、丸ボケが均一に美しく写ります。以下のようにも紹介されています。

https://getnavi.jp/capa/report/299291/



付属品として、前後キャップ（前キャップは当初からのもの）、別売で手に入れた当時の箱入りのフード、当時の革ケースです（ただし革が縮んでいて、入れると少し出しにくいです）。



オールドレンズですので、逆光ではコントラストが多少低下し、オールドレンズらしさが出ますが、順光では発色も良く十分に解像します。85mmというポートレートに最適なレンズで、しかも現代レンズとは違った柔らかさを示す優秀なレンズです。デジタルカメラで撮影した作例を確認していただければと思います。



オールドレンズであることをご理解なさってご購入ください。どうぞよろしくお願いいたします。



すり替え防止のため、原則としてNCNRでお願いいたします。何か質問等ありましたら、コメントからお願いいたします