ベートーヴェン：チェロ・ソナタ全集 2枚組

disc 1

①チェロ・ソナタ第1番 ヘ長調 作品5の1

②チェロ・ソナタ第3番 イ長調 作品69

disc 2

③チェロ・ソナタ第2番 ト短調 作品5の2

④チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 作品102の2

⑤チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 作品102の1



ポール・トルトゥリエ(チェロ)

エリック・ハイドシェック(ピアノ)

録音:1971＆72年



ベートーヴェンをこれほど格調の高い次元で構築した演奏は稀有。トルトゥリエ、ハイドシェック共にフランス人の芸術家気質がよりよく作用しているのかもしれない。いずれにせよトルトゥリエ芸術の一頂点を物語る名盤です。



すでに名演との誉れ高いトルトゥリエ&ハイドシェックによるベートーヴェンのソナタ集です。トルトゥリエの力強いチェロに、ユニークなハイドシェクのピアノが絡み付いてとても面白い仕上がり。もう50年前の録音ですが、その品格において未だに十分な存在価値を持つ名演です。録音の古さもまったく気にはならないです。



トルトゥリエも円熟期の比類ない演奏。ハイドシェックとの呼吸が素晴らしく、どの曲も豊かで、スリルとニュアンスに満ちており、ステージでの感動を思い出させる。



【トルトゥリエ・プロフィール】

1914年パリに誕生。6歳でチェロをはじめ、10歳でパリ音楽院入学、16歳でチェロ科を一等賞で卒業し、パリでデビュー・リサイタルを開くほどの早熟の天才でしたが、トルトゥリエは再びパリ音楽院に通い、対位法と作曲を学び、ハーモニーの部門で一等賞を獲得。パリ音楽院をあとにしたトルトゥリエは、まずモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団の首席奏者に迎えられ、２年後にはボストン交響楽団の首席に転進、第二次世界大戦中はパリ・フィルハーモニー協会管弦楽団の首席をつとめ、終戦後２年間はパリ音楽院管弦楽団の首席奏者として活躍、1947年からソリストとして演奏活動をおこなう。 以後40年以上に渡って世界的な名声を博したトルトゥリエは、演奏理論書のほか、独特の形状のエンドピンまで考案する多才な人でもありました。1990年心臓発作で亡くなる。



国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し　14

プラケースは少し汚れあり

★解説書は新品時から無いシリーズです



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