とある旧家の蔵出し品です。

1920年代に現地から発送されたカードのようです。



１．ウンター・デン・リンデン

ドイツ・ベルリンの大通りで、「菩提樹の下」と言うようです。

1647年にフリードリッヒ・ヴェルヘルムさんが王宮から狩場までの一本道を菩提樹の並木道でつくらせたことがはじまりで、この道沿いに街が出来ていったようです。

・エンタイア　消印日付 17.1.26 charlottenburg



２．ペトロポリス

ブラジル・リオデジャネイロ州の都市で、かつてはブラジル皇帝、貴族の避暑地（標高800ｍ）として、多くの外交官の外交地として発展していたようです。

・切手無し　日付 16-7-1922記載有り



３．シドニー

オーストラリア・シドニーの繁華街のようです。走っている路面電車は1879年の営業開始以降、ロンドンに次ぐ大規模な路線網になっていったようです。

・切手無し、日付不明



４．イングランド・ダラム／セントヒルダスカレッジ

イギリス北東部のダラムにある大学で、1858年にダラム大学のカレッジとして開校したようです。ダラム大学は現在17カレッジあるようですが、入学はとてもとても難しそうです。

・切手無し、日付不明



５．ボンベイ／英国領インド、ハイデラバード州ニザム王の宮殿

英国（東インド会社）のインド支配下の各地の統治を行う人をニザムと言うそうで、ハイデラバード州は、ミール・オスマン・アリ・カーンさん（7代目ニザム 1911-1948）でした。そのニザムさんが、宮殿をあとにする様子のようです。なんで宮殿を去るのか、破産？、単なるお出かけ？かはわかりません。



・経年によるヤケ、シミがあります



1920年代にヨーロッパの地を訪れるためには、船旅40～50日だったようです。ブラジルも遠そうです。そんな旅をしてみたい方、イーロン・マスクさん同様に宇宙旅行を考え、テスラを運転している方、よろしくお願いします。