【超レア】希望の友えほん　第38巻　釈尊の一生　昭和46年4月発刊　創価学会

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希望の友えほん　
第38巻　釈尊の一生

絵：若菜珪
文・解説：原島嵩

発刊日： 昭和46年4月15日　初版

発行所：潮出版社

16ページ

絵本のサイズは、縦が約26cm、横が約21cmです。


【解説】より

インドに生まれた釈尊は、いまから三千年前、当時勢力のあったバラモンの教えを打ち破り、永遠の生命哲学を説き、八方法蔵というたくさんの法門を残して八十歳で入滅しました。
ゴータマ=シッダルタ（梵語の名）は釈迦牟尼世尊といいますが、釈迦は種族の名、牟尼は聖都ということで、釈迦族出身の聖者を意味します。釈迦族は北インドに小さな国をつくり、その中心地に迦毘羅衛城がありました。
釈尊は国王浄飯王を父とし、摩耶夫人を母として生まれましたが、母は出産七日後に死に、叔母の手に育てられました。
文武両道にすぐれた釈尊は、やがて耶輪陀羅女を妃として、一子、羅候羅をもうけました。のちに十大弟子のひとり密行第一といわれた人です。
十九歳で王宮の生活を捨て、多くのバラモンをたずね、修行を積みましたが、其の解脱の道でないことを知り、みずから真の道を求めて難行苦行を重ねました。この苦行は十二年にわたりましたが、これまた真の法でないと知り、苦行を捨てて尼連禅河に入り、米浴して牧女のささげる乳を飲み心身さわやかになったのでした。
ついで仏陀伽耶の菩提樹の下の金剛宝座に座し、沈思黙想、よく魔を降し、悟りを開きました。成道した釈尊はその座で華厳経を説き、波羅奈国の鹿野苑へ行って、五人を弟子にしました。
それから五十年間、入滅するまで、法輪を転じ、民衆をみちびいたのでした。
一般に釈尊というのは釈迦の尊称ですが、仏法の上から釈尊には六種類あります。それは、蔵教の釈尊、別教の釈尊、法華経迹門の釈尊、そして法華経本門文底の釈尊、すなわち未法の御本仏・日蓮大聖人様です。
したがってインドに生まれた釈尊は、本仏日蓮大聖人のかげにあたる迹仏なのです。釈尊は、日蓮大
聖人が未法に出現し、大生命哲学を説くための準備をととのえるために、インドに出現して仏法をひろめる役目をもった仏だったといえるのです。


美品ですが、53年の自宅保管によるヤケ、スレ、シミがあります。
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