現代定石活用辞典・3冊でまとめてみました。
上巻『星三々』　　　
中巻『小目』
下巻『高目/目外し』

第二は行の途中。周囲の配石によって、定石の手順を変えた方がよくはないかの判断です。特に定石の最後の一着は、場合に応じて、他の大場や急場に転じた方がよ くはないかという反省です。なぜならば定石を打つのは序盤であり、そこでは一手の 先後が、大きく局勢に影響するからです。
第三は定石の後。でき上った厚味やねらいを、いかに活かすか、殺すかです。折角 できた外勢や攻め味も、その後の打ち方で、たちまち効果を失ってしまうからです。 仏を作ったら、それに魂を入れることです。
以上の三っが、実戦にあたって、定石を活用する基本の態度でしょう。
このたび求めに応じて、現在多く使われている定石を取り上げて、その要領と活用 法を再検討してみました。 愛棋家の皆さんのよき御参考になるものと信じます。 なおその各定石の急所と変化も、できるだけ詳しく加えましたから、この書によって 皆さんが名実ともに、定石に強くなられることを祈願いたします。
末尾に私の打ち出したいわゆる呉清源定石を、その当時の局面と併せて、丘目山人 三堀将氏がまとめてくれました。当時どうしてその新手が誕生したかも、皆さんに味 わっていただければ幸いです。
第二巻は小目篇、第三巻は目外しと高目篇です

中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります.。外箱傷、小汚れ、小破れ、ツカレ。外箱に使用感がありますが、本体は経年並みです。ご理解の上、ご購入ください。 もちろん読む分には問題ありません。