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★ 「發光堂版 復刻 岐蘇古今沿革史」

原本、武居正次郎編「岐蘇古今沿革史」は大正3年、信州飯田發光堂発行。昭和57年、国書刊行会より復刻版発行。定価9500円。



★ 本書の著者・武居用拙は、木曽福島の代官山村家の家臣で、漢学者・啓蒙思想家として知られる。幼名花之助、彪。通称拙蔵。用拙と号した。武居敬斎の長子。昌平黌に学び、山村家の学問所靑莪館の助教さらに教頭となる。維新後、筑摩県作新校の訓導、更に松本師範学校に入学、東京・松本に移り、後、木曽福島に帰り文筆に意を用いた。

本書は次子・正次郎氏により編纂出版された。木曽に関する古記録・古文書が豊富に収録され、文献的価値が高い。島崎藤村も「夜明け前」の執筆に活用され、用拙自身も登場させている。



★ 本書のサイズはA５版、647ページ。函（ケース）入り、ハードカバー。函に入れた状態で、厚さ40mm、重量1145g。



★ 本の状態は、函に経年によるわずかなヤケがありますが、書籍本体は良好な状態で、目立つようなキズ、ヤケ、書込み等はありません。