松本賢吾の時代小説「竜四郎疾風剣 」全巻5冊と、村咲数馬の時代小説「くしゃみ藤次郎始末記」全2冊
① 竜四郎疾風剣
三河吉田藩士の父を持つ梢竜四郎は、17歳の時訳あって兄嫁を斬り、「生きて苦しめ」と言うの呪詛の言葉を背に受けて出奔し、諸国をさまよい、狂った様に剣の修行の末、富士の裾野の荒野で矢の様に流れる星を斬る秘剣「流星返し」会得し、7年後の江戸に舞い戻った。時は田沼意次が老中となった明和4年、豪商の娘が数人の破落戸浪人から狼藉を受けているのを救ったことから竜四郎の運命が動き始め、身に降りかかる様々な難事を「星流返し」のを救った豪剣を炸裂させて難を逃れる、爽快活劇です。
② くしゃみ藤次郎始末記
殺害された妻と義母の敵を討つため、北町奉行所例繰方同心を辞め、4歳の愛娘と長屋暮らしを始めた「榊藤次郎」は、田宮流居合術皆伝の腕を買われて、時の北町奉行榊原主計頭忠之の「白州で裁けぬ悪党ども、腐りきったこの世に巣くう蛆虫共を一掃するため、わしの右腕になってくれ」と頼れ、葛藤し
ながらも榊原の飼い犬となり、殺し屋稼業に足を踏み入れ、田宮流居合ノ剣が冴える痛快時代活劇です。
何れも古本屋等で買い集めた古本であり、日焼けによる弱冠の紙の変色や、表紙面に弱冠の擦り傷は見られますが、読書するのには何ら問題はありません。古本で有る事を承知されてのご購入宜しくお願いします。