【作品概要】
『エッグ・スタンド』は萩尾望都の作品集の第16巻です。
4作とイラスト2作の合計6作。
表題作「エッグ・スタンド」　
第二次世界大戦下のパリ。
ナチスドイツ軍による占領。
緊迫した日々の中、踊り子で生活をしているルイーズはある日、ラウルという少年と出会う。孤独なラウルを弟のように面倒を見ながら、懸命に毎日を生きるルイーズ。
ただラウルには、人に言えない仕事があった。そして自らを卵の殻を破れないまま孵化して死んだ黒いヒヨコだと話す彼には、異常な愛情を注ぐ母を殺めて自由を得た過去があった…
まるでその時代にタイムスリップしたような錯覚を起こす程、読者を作品に引き込む萩尾望都の、確かな技術に裏打ちされた美しい作画とストーリー。
長年根強いファンに愛される理由を、是非お確かめ下さい。

【状態】
カバー内側と本書裏表紙に多少のシミがありますが、39年という経年として考えますと、比較的美品で良好といえると思います。
読み物としてもコレクションとしても価値ある希少な一冊です。

- 著者: 萩尾望都
- シリーズ名: PETIT COMICS
- 巻数: 16
- 出版社: 小学館
- ISBN: 4-09-178736-9
- 定価: 580円
-ページ数∶200

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