手作りのコントラバスピックアップです。
　

ここまでも研究にお付き合いいただきましてありがとうございます。

今回のものは、『低音最大』というモデルになります。低音が多いという意味ではなくそういった商品名です。

工作そのものが下手くそで見た目がちょっと、、なんですが、、音は計算上使えるものになっているはずです。といいますのは、、

このモデル、、元のものもそうなんですが、最初の立ち上げと言うか音が出るまでが難しいところがあって、まずセンサー部の厚みが、センサーを内部のコルクの芯に押し付けるように押込み気味に測っても5.8ミリあるので、基本駒の足の加工が必要です。

私も自分のベースにそのまま付けられものが無いので、チェックはアンプに繋いで叩いたり擦ったりしただけです。ちなみに本来は5.2ミリ厚くらいなのですが、まったく同じ部品を使っているわけでは無いので元より少し厚くなってしまいました。

ただ薄膜ピエゾ素子系のものとしては、ファイバーの背骨がセッティング時に柔らかいコルクの芯に対して素子をV字に押し込むようなテンションを生み出す構造になっているので、ウイング部の隙間のセッティングがシビアで無い所がすごい所です。考えた人は天才ですよね。もちろん私ではありません。

弦に引っ掛けるアダプターは無いので、大小結束バンドをおつけしますのでテイルピース等に傷をつけないように括り付けてくださいませ。

先述のように、近くにこのピックアップをそのまま着けられるベースがなく、試奏動画はセンサー部を叩いてるだけのシュールな動画になってしまうのでやめておきます。　　

ゲインは高めで、村田製作所の薄膜型ピエゾ素子を使っているのですが、素子の作りが良くてＳ／Ｎがすごいいいと思います。

ただ楽器なので、作りの良いものが必ずしも良い音とは限らない部分もあり、そこはなんとも言えない所ですけれども、、。