中国選手用樊振東ALC CHN版です。

89g/FL

樊振東・戸上隼輔・吉村真晴・松島輝空・大矢英俊選手らが現在使用しています。

箱のシリアルナンバーとラケットのシリアルナンバーが同じ・箱にCHNの表記=中国選手用ラケット

CHN版は中国ナショナルチームに提供されるバタフライの特注ラケットです。市販品よりも精巧に作られており、トップ選手が満足する性能に仕上がっています。

フィッシュスケール個体です。

樊振東選手使用用具(2024年)
R:樊振東ALC
F:キョウヒョウNeo3ブルースポンジ(42/2.1)
B:ディグニクス09c(2.1)


バタフライの選手用ラケットはめったに市場に出回ることはありません。

樊振東ALCは同様の合板構成を持つビスカリアと比較してグリップが若干太くなっており、バックハンドの技術に優れています。



*CHN版はバタフライ非契約中国選手に向けて提供されるラケットで、箱のバーコード部分の国名コード「CHN」以外にも、ドイツ選手用の「GER」、日本選手用の「JPN」版も存在しています。

一方樊振東選手などのバタフライ契約選手に提供されるラケットは、 打球感に影響がでないようブレード面には市販品のプリントがされておらず、シリアルナンバーは「No.〜」で始まる特別なものが刻印されています。

例としてスティガ契約時代の樊振東選手はブレード面に市販品のプリントがあるビスカリア（インフィニティグリップ）を、
ヤサカ契約時代の梁靖崑選手も市販品のプリントがあるビスカリア（アルネイドグリップ）を使用していました。

この2選手は中国のトッププロ選手であるため、ラケットは特注のものが中国卓球チームから提供されます。ほとんどのプロ選手は、感覚が繊細であるため打球感に影響がでないようブレードにプリントが無い特注ラケットを使用しますが、画像を見てもらえば分かるとおり、両選手ともラケットのブレード面にプリントがされています。

これはバタフライが中国チーム（非契約選手）にはプリントがされているCHN版を提供するためです。
トップのプロ選手が市販品のラケットを使用することは考えにくく、これがCHN版が選手用の特注ラケットだと言うことを表しています。