希少本。絶版
書き込みないですが、廃棄図書なので押印や汚れあります。保江さん好きのみならず海外旅行が好きな方も一読の価値はあると思います。

その他
#イーパ保江

◯概要
理論物理学者の保江邦夫氏が、1996年に、今は亡き元戦闘機乗りの父へ親孝行として世界一周をプレゼントした際の旅行記です。

さすがに長年海外で生活してきた筆者だけあり、トラブル対応に長けているので読んでいると色々な知識が手に入ります。また、工程が詳細に記載されているので、グーグルマップを使いながら読むことで一緒に世界旅行をしたような気分になれます。


◯個人的に面白かった話
筆者は、スイスで勤務していた際に魔法使いの家系であるマダム・フォルツァーニと知り合う。マダムと握手した時に霊魂のつき方が異常であると言われる。

雲間から一筋の光がでておりハイリゲンブルート教会へ導かれる。この教会は、当時バチカンからマリア・テレジアの元へキリストの血が送られようとしたが、任を受けた修道士がアルプス越えを果たせず、その遺言を受け血の入った壺を守るために村人が建立した教会。ドイツ語で「キリストの血」の意味

世界一周航空券にコンコルド便は組み込めなかったので別途６０万を出す。受付けの手違いにより別途購入したチケットが使われることはなく、丸々払戻しされることに。
保江さんの著書を読まれている方はご存知かもしれませんが心の声に従って行動されているので、奇跡のような出来事が随所にでてきます。

滑走路不備のためb1ステルス機のあるエルワース戦略空軍基地へ着陸。

筆者の父　
飛行第九戦隊に所属。
二式単座戦闘機「鍾馗」に乗り中国戦線へ。その後、高高度重爆撃機B29による東京空襲を防ぐため二式単戦の大馬力のエンジンと大口径機関砲にものをいわせた、一撃必殺の高高度迎撃作戦に従事。戦後は地方公務員として勤務