こちらは、ビートルズや Ray Charles、

Sam Cooke、Little Richardらの

キーボードとして有名な ビリープレストンが、



George Harrisonや、

The Rolling Stonesの Keith Richards、

そして Creamの Eric Clapton、

Ginger Bakerらと、



Let It Be や Abbey Roadが録音された

アップルスタジオにて共演した、

おそらくこの世に5枚以下しか存在しない

幻の2曲 『Jamming'』『Do What You Want』を

収録した、大変貴重なCDです。





現在 Red Hot Chili Peppersや Elton Johnとも

共演し、のちにリリースしたソロアルバム、

ジョージがプロデュースした『神の掟』が

昨年オークションにて300万円で落札されるなど

コアなファンに
大変な人気を博しているビリーですが、



本作、特に『Jamming'』は正式リリースされず、

こうしてその場にいた数名のみがアセテート盤を

所有するのみにとどまった、大変に貴重な楽曲。



その1曲目『Jamming'』は、

セッション参加メンバーの

ネームバリューの期待値をしっかり満たす、

非常にファンキーでダンサブルな1曲。



映画『Get Back』でも描かれた、

ビリーの参加によってバンドが息づいていく様が

本曲でも同じように存在していて、

この錚々たるメンバーたちが本当に楽しそうに

演奏している様子が目に浮かぶような1曲です。



もう1曲の『Do What You Want』は、

ジョージプロデュースの名盤

『That's the Way God Planned It』収録の

ポップなゴスペルバラードですが、

アルバム版の演奏は

クラプトンやキースによるものではなく、



その2年前となるこちらのアセテート音源では、

クラプトンらによる

ブルースロック特有の、どんどん加速し、

前進していく最高のグルーヴを楽しめる、

アルバム版とは違った魅力の1曲。



あまりに豪華メンバーなので

実現は困難だったでしょうが、

本盤のアレンジの方がお好みの方も

多いと思います。





おそらくもうこちらで見ることはない

貴重な1枚かと思いますので、

ぜひこの機会にご検討頂けますと幸いです。