夜想曲の解説

田園地帯を走る電車の中で目を覚ました主人公は、この電車に乗っている経緯を思い返して溜息をついた。

小田教授の研究室に呼び出された大学4回生の主人公は、そこで無情にも

「出席日数が不足しており、このままでは単位をあげることはできない」

と通告される。
そこを何とかと懇願すると小田教授は一枚の書類を差し出す。

そこには別荘地にある図書館において、住み込みで管理人のアルバイトをしてくれる人間を募集していると書いてあった。

単位のためにも、主人公はこれを受け入れるしかなかった。

こうして大学生活最後の夏休みに「野々宮図書館」がある奥音里へと向かうことになった。

夜想曲２の解説

「野々宮図書館」で住み込みのアルバイトを始めて数日が経った。

たまに、田所さんや彼女（？）が顔を見に来てくれるものの、基本的にはこの不気味な洋館に一人。

最初の内は怖くて仕方が無かった。
逃げ出そうと考えたことも一度や二度じゃない。

だが、何かがここに踏み止まらせている。

玄関に飾られている肖像画に描かれた女性。夜ごと夢に現れ

「ニゲロ」

と、脅かしてくるこの女性の存在を、自分は確かに感じている。

「開かずの間」

もし、それが開くことがあったなら。

そう思ったとき、心の中に巣くう恐怖が溶け出し、代わりに「何か」を予感するようになっていた。

長い夏は、まだ始まったばかりだった。


多少古いソフトなので、傷等はありますが、遊戯に問題はありません

アマゾンでの評価

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