『形式言語と有限オートマトン入門』は、コンピュータの基本である記号処理について学ぶための教科書です。大学の低学年の理工系学生向けに書かれていますが、高専生や文系の学生でも十分に活用できる内容となっています。

<本書の特徴>

・豊富な例題による解説
理論的な概念を理解しやすいように、多くの具体例を用いながら体系的に解説しています。

・充実した内容構成
本書は以下の5つの大きなテーマで構成されています：

1. 数学的準備（集合論や論理学の基礎）
2. 帰納的表現と形式言語
3. 離散グラフと木グラフ
4. 有限オートマトンと正規表現
5. 形式言語理論入門

<学習内容>

・基礎から応用まで
数学的な基礎から始まり、プログラミング言語の処理や自然言語処理といった実践的な応用まで、段階的に学習を進めることができます。

・実践的なトピック
特に後半では以下のような実用的な内容も含まれています：
- プログラム言語の定義
- パーザの実装
- Prologを使った自然言語処理

本書は234ページにわたり、コンピュータサイエンスの基礎を丁寧に解説しており、情報科学を学ぶ学生にとって心強い一冊となっています。


多少シミができています。ご了承ください。

「形式言語と有限オートマトン入門 例題を中心とした情報の離散数学」
小倉 久和
定価: ￥ 2800

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